いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

Luciana Serraとママのコンサート

kishininoue2012-05-05

今週ベルカントの女王、ルチアーナ・セーラの講習会で仕事をしているママ。今日はシャトレ劇場のフォアイエで優秀な生徒たちと先生のコンサートです。女王様のオーラにすっかり魅せられているママは「リハーサルに来て歌を聴きなさい!」とパパとボクの耳を引っ張って連れていきます。パパはオペラ好きだからいいけど、ボクはお休みしたいのにぃー「そんな汚い格好で女王様に会うの?」とGパンのボクたちを冷たい目で見ます。
ママはここで「マエストラ」と呼ばれています。イタリア語らしいです。スペイン語と似ているそうですが、ちっともわかりません。退屈なのでお菓子を食べたらママが飛んできて「飴のビニールをゴソゴソすると音がうるさい!先生のご機嫌が悪くなったらどうするの!!」と言います。歌のほうがうるさいのにぃー
「帰っていい?」「ダメ!」
さて、女王様は66才の白髪の貫禄なおばあさんでした。ボクを見ると「んまあっ!ボク、歌は好き?」と聞かれて、なんだか迫力に押されて無言で首を振りました。「ホホホ、マイケル・ジャクソンのほうが好きかしらん?」よけい固まるボク。
みんな大きい声を出すし、ここは響くし、退屈だし、お腹空いてるし、ママは遊んでくれないし、柏餅は食べないし、ボクには地味なこどもの日でした。ストラスブールのあーたんから「こどもの日おめでとう」ってスカイツリーと鯉のぼりのカードが届いたけどね。