いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

Michel Oslot

kishininoue2014-10-25

今日は暇な土曜日。なにして遊ぼうかな〜 「そうだ!妖怪かるた作ろう!」とママ。「いいねえ‼︎」
こざけーに電話して、裏の白いトランプを譲ってもらうことにします。
さあ、がんばって描くぞ〜!!


夕方は映画に行きます。ミッシェル・オスロの「ドラゴンとお姫様」を見たあと、このフランスアニメーション界の巨匠である監督自身に会って質問できるという、豪華企画です。「キリク」や「Azur et Azumar」知ってる?影絵の黒とカラフルな配色が特徴で、スタジオ・ジブリが日本へ呼んだこともあるんだよ。
ミッシェルは子ども時代をアフリカで過ごして、周りの人達が色鮮やかな服を着ていたのを見て、色が大好きになったそうです。「子どもはいますか?」という、映画と全然関係ない質問をした子には「実生活ではいないけど、映画は僕の子ども。それを見てくれる世界中の子供たちが僕の子ども」って言ってたよ。おと〜さ〜ん、なんちゃって。
お話はユダヤイスラム、アフリカの昔話がベースになっていますが、余りに悲しかったり、気に入らないとカットして、自分流にやるそうです。今日のはTVでしか発表されたことのない短編5話で、どれも聞いたことのない話ばかりでした。ものすごく面白かったです。夢のお告げを信じてプラハに行って宝を見つける男の子の話や、自分の勇気を信じて、目の前に現れるモンスターたち(困難を表す)をやっつけて幸せになるお姫様、いじめられている船乗りが可愛がっている猫とネズミ退治をして幸せを掴むお話などです。ボクの妖怪とは全然スタイルが違いました。