いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

とんでもない出発

いよいよおばあちゃんが日本へ帰る日が来ました。3ヶ月十分に遊んだので、悲しくありません。きょうもいつものように果物をむいてもらって、いっぱい遊んで、過ごします。夕方車に乗って出発すると、道が混んでいます。ボクは疲れて寝てしまったけれど、その後大変だったんだ。空港へ行く高速が閉まっていたらしく、もう一つの道から行くように書いてある。でもそこへ行くまでの道が渋滞でとても間に合わない。ガーーーーン そこで近くのメトロにおばあちゃんを降ろし、とりあえず口で説明して、重い荷物と共に送り出します。しかし、こりゃたどり着けないだろうな、と思ったママは素早くパーキングを見つけ、車を止めると、ボクをたたき起こして地下鉄へ走ります。運良くも!次の駅でおばあちゃんに追いつき、そこからはもう空港まで猛ダッシュ!「絶対間に合わないよ〜〜どうしよう〜〜」と言うママにおばあちゃんは「もう仕方ないわよ。きしん君神様にお祈りしてぇ」
とにかく地下鉄2本、郊外線を乗り継いで、空港もダッシュ。時間がなくてとりあえずパリ市内の切符で乗っちゃったママは出口をぶっちぎってキセル
空港のカウンターは締まりかけていたけれど「最後のお客様です!」と内線で連絡してくれてセーフ・・・  あーーよかった。おばあちゃんはラッキーな人だねえ。出発30分切ってたんだよ。今日乗れなければ、3ヶ月の滞在を過ぎたおばあちゃんは不法滞在で留置所行き?または空港から出られないとか。本当に乗れて良かった!!JALのみなさんありがとう!! 「きしん君のお祈りのお陰よ」っておばあちゃんはいったけど、それは違います。ボクお祈りしなかったもん。くたびれてできなかったんだ。おばあちゃんはラッキーなんだね。
帰りは、さっき猛ダッシュしてきた道を思い出に浸りながら、列車に乗って、車を拾ってボクとママはくたびれ果てて家に着き、コカとビールを飲んでぶっ倒れて寝ました。