車が…！

中継です！バゲットはマイクのつもりです。
休み明け2日目にうちの車が動かなくなりました。もう廃車にしようかな、という消極的なママですが、パパはバッテリーだと、ご近所のアランさんに助けてもらいます。アランは自慢のクライスラーを引っさげて手伝ってくれますが、ダメです。動きません。
そして今日になってようやくパパがネットで見つけた安い牽引の会社にガレージまで運んでもらいます。10時の約束なのに、何でも遅れるフランスなので11時45分のボクの昼休みに重なって見物できます。
ウォー、力持ちだね。おっさんはひとりでグイグイ車を手で動かします。オートマなのに動かせるんだねえ。
パパは「電話では訛っていたから中国人かな？」と言っていたのに、来たのはユダヤ人だったよ。しかも北の郊外のガレージなので、一緒に行ってそのままパパは売り飛ばされるとか（売れない？）破格な修理代を請求されて払うまで出されないとか、安い牽引（しかも小切手は受け付けず、現金払い）だから、車止めが外れてが落っこっちゃって後ろの人が死んで多額の保険代が請求されるなどなど、想像が膨らみます。会社はその名も「アクマ」っていうんだよ！
その上、着いた先のガレージはお昼ごはん時で誰もいなくて、車を勝手に置いてきたんだって。さすがフランスだね。
道すがらパパがおっさんに「アクマって日本語では悪魔の意味だよ」と言ったら「なぬーっ！友達と頭文字とって付けただけなのに！そりゃあ大変だ。仲間に早速言わにゃあ」となったんだって。日本人のお客さん初めてなんだね、きっと。覚え易いからアクマさんでいいと思うよ。
結局、ちゃんと直って明日戻ってくるんだけど、故障の原因は・・・ボクにも言ってくれないようなトホホな原因らしく、パパもママもガックシ…この騒動と出費は何だったの！？と野原家のような力の抜けた井上家でした。