ちびっこ園

恐怖のプールの日です。朝から顔色が悪くて、ママのベッドにもぐりこんで泣いて、目の下にクマもできて病気っぽいけど、病気じゃありません。こうなったらプールが前みたいにストライキになるのを祈るばかりです。「どうかプールで働く人達が不満がいっぱいで、プールを閉めますように。アーメン」
ママは「プールは午後なんだから、朝から泣いてないで、昼から泣きなさい」と言います。でも昼はH&Mの家で食べるので泣けません。
1時45分。ママが当番じゃないけど、応援に、プールの付き添いに来てくれました。ボクは列の最後に真っ青な顔をして立っていて、できれば列からはぐれていなくなっちゃいたいくらいでしたが、ママががっちり後ろについて、横断歩道を渡るときなど「早くしなさーい」と背中を押します。もうひとり怖がってるのはコンスタンタンで、ボクよりもっと泳げないけれど、泣いてはいません。
プールが近づいてきたらもう涙が止まらなくなって、見かねた先生が「貴心は今日浮き具を付けたままやっていいからね」とコーチに頼んでくれることを約束してくれました。着替えてる途中に水中メガネのゴムがバチンって切れました。大泣き。ふ…不吉だ。でもこれで見学になるかも♪と思いきや、ママがダッシュで自動販売機でメガネを買ってきてしまいました。「この色じゃムリ…」「色なんか関係ありません!!」
それで、なんとか終わってぐったり…まあ出来は三角ってとこかな。
地獄の昼から夜は天国。ママがレッスンの間、R&Sちゃんの家へ1時間だけ預けられて遊びました。とびきりの笑顔がこぼれます。今日はぬいぐるみちびっこ園ごっこ。ここの家はいいなあ〜居心地良くって。ボク毎日ここでだらだらしたい。R&Sちゃんも「弟になれば」と言ってくれるので、しのうえ貴心に改名するかもしれません。