La Recyclerie

すっかり元気になりました。外も猛暑というほどではないよ。今日はギリシャの国民投票に注目していますが、おっとその前にママの誕生日だ！
「ママのプレゼント買いに行こうよ」と提案するボク。
「えぇ！優しいね。いつもは面倒臭いってお出かけ大嫌いなのに。じゃあついでにラ・ルシクルリーに行ってみようよ」からやんが注目している、古い駅を改造した蚤の市です。
ここがパリ？！と言いたくなるような、美しくない町並みの中にその店はあります。雑多な雰囲気。入り口には「スリに注意しよう！」の看板。人が大勢いて、みんな廃品利用とか、物々交換とか、エコとかに燃えそうな“今どき”な人たちで溢れかえっています。木でアーチを作った階段だけは素敵でした。この横に鶏小屋があります。
うーーーん…でもボクの好きなパリじゃない。
とりあえず一巡りして、ここに用は無いねと、シャンゼリゼへ移動。ママのプレゼント探しです。ここなら日曜日も開いているお店があります。
Zara　Homeで、おぉ！これ北斎風なナフキン、欲しい〜！　「貴心のプレゼント探してるんじゃないんじゃないっけ？？」と言いつつ、ベネトンのバーゲンで学校に着ていけそうな紺のセーターを購入。
結局ママにはボク好みの紫のマニキュアを贈ることにしました。レジでさっそうと10ユーロ札を出すボク。
「なんか貴心かっこいいね！」「そ…そうかな。へへ　　はい、お誕生日おめでとう！」
「メルシー♪　ママはピアノ弾く時爪が重くなるから、マニキュアは悪いけど足の指に塗るね」「う…うん」
外は眩しくってふたりとも目が細くなっちゃった。

ママは誕生日の記念にとバッハの組曲1番をチェロで通して弾いています。ボクは急いで部屋に避難します！