いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

金魚を求めて再び

kishininoue2015-09-12

今日こそ金魚を買うぞ!!
迷いに迷ったこの3日間。インターネットで調べ尽くすと宣言しておきながら、昨日の夜慌てて調べたボク。
「Combattantにする!」コンバットンとはタイ辺りの川に住む魚です。
綺麗だし、手間もかからないし、でも凶暴だから1匹しか水槽に入れられないってのが残念だよね。ところが、物知りこざけーが「肉食だよ。(弱虫)貴心君大丈夫かな?」とメールしてきたので、それを知ったボクは「無理無理。ぜーったい無理」赤い肉や虫をあげるのなんて絶対無理です。
そこで予定変更。今朝は「金魚にする」
雨が降っていましたがメトロでトリュフォーに向かいます。ワクワク♡
土曜日で混んでいるのに店員はひとりしかいません。「僕ひとりですから」と慌てることもなくケロッと応対しています。さすがフランスだね。並んでいると、途中おばさんがやってきて割り込み。「文句言いに来たんだけれど、ちっとも水質がよくならなくて魚が入れられないじゃない。7才の子の誕生日に150ユーロも出したのに、そんなに準備が大変なら最初に説明してくれなきゃ困るでしょ。魚が入れられなくて子供がどれだけがっかりしてるか、あんたに分かる?売りつけるだけ売っておいて、子供ががっかりして、私もそんなことに大枚はたいて、あんたたち店員みんな商売のことしか考えてなくて酷いじゃない!」ほほう。聞き捨てならぬ話だぞ。前のおじさんも水質がどうのこうのって、持ってきた小瓶を検査してもらっています。ママが「すみません、なんの魚の話ですか?」熱帯魚なら関係ないもんねと思ったら「魚は全部だよ」と店員。
ボクたちを指して「この人達はうまくいくかもしれないし、ケースによりけりでお宅の場合がどうしてダメなのか私には言えませんよ」とおばさんに反抗。おばさんは「それならあなた達はラッキー者ねっ!」ふんっと捨て台詞で去って行きました。
そうかー ボクたちはラッキーなのか…じゃなくて、やはり店員に騙されちゃいけないね。小耳にはさんだことはあるけど、水の準備をしなきゃいけないのか。
やっと来たもう一人の女性店員に、飼育準備について詳しく突っ込んで聞きます。あ、やっぱり。水槽準備するだけで3〜4週間かかるんだ。金魚はそれからなのね。


やっと水槽、液体、ニトラットの検査薬、今日バーゲンだった水草を購入。74ユーロ。ボクのお小遣いこれでパー。さて重いのを運んでくたびれきって帰宅。水槽のセッティングだ!ところが蓋がどうしてもつけられません。「パチンというまで押す」としか書いていないのですが、どうしてもダメ。ボクがやって、ママがやって、力尽きてまずは腹ごしらえすることに。もう14時です。「大体ママは生まれてこの方、組み立てとかやってないのよ。そういう事は誰かがするもんだと思ってるからね」今日の夕方パリに到着する志野パパを待ってるか…
いや、ここはシングルマザーの底力を見せねばと、ママが再挑戦。 パチン♪ できた!!! パスタの力だね。
わーい、わーいと小躍り。次にフィルターをセットして水を入れます。58Lを洗面器で往復です。お…重いね。
電気の接続が悪かったり、水が循環しているのかわからなかったり色々ありましたが、なんとか出来ました。美しいボクの水槽。岩とか苔とか置きたいけど、とりあえずビー玉とワニ石でデコレーション。
素晴らしい!誰か見に来てくださーい…と思ったら、ママの新人生徒さん到着。うちに初めてくるから「水槽買ったんですか!」のヒトコトは聞けず、ちょっとがっかり。