いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

金魚を求めて三千里…

kishininoue2015-09-09

今日は12時で学校が終わりの水曜日。絵画教室は来週からなので、午後は暇です。
ママに前々からお願いしていた金魚屋さんへ連れて行ってもらえることになりました。
まずはパリの反対端にあるトリュフォー。巨大ショップで、金魚の他にも鳥や亀、蛇、猫、様々なペットや観葉植物が手頃な値段で売っています。ボクたちは知識がないので、どんな水槽がいいのか、どの種類を何匹入れられるのか、世話のやり方など教えてもらいます。ボクが想像してたのは水槽にきれいな金魚がたくさん泳いでる姿だけですが、どうやら水温も気をつけなければいけないし、大きくないと2匹以上は飼えないし、水の取り替えもとても面倒なようです。めげそう… 1時間以上迷ってようやく水槽を選んで店員を呼ぶと、「白は置いていません」ガーーーン
ママが、「ここは種類もたくさんあって安いけど、全体的にダサい。他のショップを見に行きましょう!」といいます。それで、シャトレまで移動して、今度はセーヌ河沿いのショップを覗きます。なかなかオシャレな水槽がありました。値段もかなり割高だけど美しい出目金やコメットもいます。やっぱりこっちにしよう。
この魚もいいなー あっちも捨てがたい…
迷ってるボクにママが言います。「だいたいあんたは『欲しい』ばっかりで、金魚の種類も知らなければ、世話のやり方も知らないし、インターネット使えるくせにパリのどこで売ってるのかも調べてないし、ママに任せっきりで後ろくっついて歩くだけで、まるで金魚の糞ね!」そりゃそうだ。反省。「ボクもう一度よく調べて、また土曜日に出直すよ」
ということで、金魚は手にはいらないまま家路につきました。「車で帰ろうよ」と言ったのに、「荷物もないのに贅沢言うんじゃない」と混んでるバスに乗り、坂道を歩いて疲れました。金魚を飼うまでも大変だ。