すごい人

昨日の夜は咳のせいでトイレに駆け込んで吐きました。ママが「すごーい。貴心って吐くの上手いよね」と感心しています。そう。ボクはゲロする時、絶対その辺に吐かず、いつもトイレや洗面器、袋にバッチリ、漏らさずきっちり吐くのです…って感心しない。うれしくねーよ。
ママが「トイレに近いサロンにお布団敷いてあげようか？」「うん」「あ、でも水槽のモーター音がうるさいか」
ということでピアノの部屋に布団を敷きました。
ぐっすり寝たら今朝は咳が止まっています。この週末は歴史的建造物に無料で入れるジュルネ・パトリモワンヌがやっているので、ボクはぜひエリゼ宮とかに行ってみたかったのですが、病み上がりで数時間も並ぶのも大変だし、諦めるか。ママは今週忙しかったから、特に出掛けたくもないようです。チェロを夢中で練習しています。
「いいな。ママは自分から進んで練習しちゃうくらい好きなモノがあって。ボクは最近絵のアイデアも沸かないし、将来何になれるか悩んじゃう」「ふっふっふーママのことすばらしくって尊敬しちゃう？」「いや、ボクが10年間生きてて一番すごいと思う人は清瀬のおばあちゃん」「へえ！」「80代なのに力持ち、あれほどのテクノロジー、（どちらかと言うとテクノロ婆！）そしてあの見かけ」「本当にねえ。ママがあと40年生きてあんなでいられるかな」

夕方、気分を変えて散歩に出ました。今日は Journée de la Patrimoine なので、トロカデロの隣のミュージアムをただで見ました。船の模型とか、大砲とかがいっぱい展示されてました。あんまりおもしろくなかったです。その後は公園で休憩。ボクは、花にカメラを向けているおじさんを見て言いました「あの人花の写真撮ってるね〜」そしたらママが「ほんとだ、そんな顔してないのにね」「人を顔で差別しちゃいけません！」とボク。そしたらママが「あの人日本人かなあ？」「中国人じゃない？（顔でわかった）」そしたら一人で笑い始めました。顔で判断しちゃったからね。楽しかったです。