いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

へそメヌエット

kishininoue2012-10-23

今日はダニエル先生のレッスン日。先生は相変わらず真面目で4分音符を急がないように「エ・エ・エ」(1)と数えさせます。今やっているのはバッハのメヌエット。左手の「レソレソ」のカデンツをフランス語で言うと、ヘソヘソとも聞こえるので、ママとこっそり「ヘソヘソメヌエットと呼んでいます。ごめんねバッハ。
それから「Pour rire」という曲は日本語で言うと「お笑い」かな?休符が変なところにあってちょっとおかしい感じがする曲もやっています。これを弾いて見せるときのママは「絶対貴心を笑わせる」と決めていて、わざと変な弾き方をしたり、ブギウギの伴奏を付けたり、途中からピタゴラスイッチの音楽になってまた戻ったり、プーリールっていうタイトルをプーリ(pourri=腐ってる)って言ったりしておかしいんだ。弾く前に「あなたは絶対笑ってしまう」と暗示をかけられると、やっぱり笑っちゃって、まだ笑わないでこの曲を聴けたことがありません。


今週の課題はディアベリのソナチネをひとりで譜読みすること。「パパにもママにも助けてもらっちゃいけないよ」って先生は言ったけど、パパは助けるどころか音痴で足を引っ張ります。ママはそばで携帯ゲームをしながらボクの練習を聞いています。オクターブどこかわかんないなあ〜 「左と右反対かもよ」といい加減な事を言ってママも足を引っ張ります。「あー、そうやって弾くとモーツァルトみたい〜」
そう?こんなたどたどしいのに? (ごめんねモーツァルト