親友と

今日は学校のあと親友のアンリの家に行って夜ご飯のあとまで遊びました。いっておくけど、こんなに背が違うわけじゃないよ。たしかにアンリはボクより大きいけど、この時は足元にハムスターのアムステルダムがいたからしゃがんでるの。フランス語でハムスターはアムステールだから、アムステルダムと似てていい名前だよね！
クラスには乱暴者や、人のことをバカにしたりする子がいるけど、ボクとアンリは悪いヤツとは友達じゃない。そういう子たちのこと、ふたりで「やなヤツ」と日本語で呼んでるんだ。これなら相手に分からないでしょ。アンリが知ってる日本語は「こんにちは、やなヤツ」だから、これじゃあ日本へは行けそうにないねえ…

《ここからはママの内緒の話》
この日記は貴心の成長日記だから、忘れないように書いておくけれど、読んだあと貴心に会っても知らんぷりして、冷やかさないでね。
本を読んでさあ寝ようという時、貴心が言うんです。「あのね、ボク今好きな子がいるんだ」「へえー　ママ？」「ママは大人じゃないか。クラスの子だよ」「へえーすごいねえ！」「ボクね、ドキドキってしながらクラスでじーっと見てるの」「へえー、誰だろう。かわいい子だろうね」「知りたい？どうしてもどうしても知りたい？」「いや、いいよ。心のなかに閉まっておいて」「その子にも誰にも言わないなら、ママにだけは誰か教えてあげる。どうしても知りたい？」「いやいや、全然。それともママに言いたいの？」「いやあそんなことないけど…」ちょっと言いたげ。「アンリには言ったの？」「ううん、誰にもいってない」「じゃあこれからまだずっと好きだったらそのうちに教えてね」「そりゃあずっと好きだよ」ヒャー、貴心の初恋♡
「それでね、最近学校の夢をみるんだよ」「じゃあその子も出てくるの？」「もちろん！でも嫌なのはね、夢のなかでも問題解かなくちゃいけなくてさあ…」「そりゃあ大変だわ」　いつもママ大好き、宇宙の果てより好きと飛びついてるのに、しっかり成長してて感動。