いのうえきしんの日記

貴心です! 15才!パリの美術高校生です。 パリ生まれで日本大好き! 

8才の誕生日

kishininoue2013-08-13

ここはフランスの地図でいうと真ん中辺りで、人口も少ないところです。海も山もありません。とても静かで、寒いくらい。昨晩は暖炉に火を入れました。セバスチャンの遠いいとこのピエール神父様が泊まっていて、すぐ横の教会で8時にミサをあげました。眠くて寒いけど、がんばって行ったら、ラテン語の古いスタイルのミサで、神父様は祭壇に向かって早口でブツブツブツブツ…ボクたちにはほとんど聞こえず、何も解らず、退屈な40分でした。38才の愉快な神父です。


お昼ごはんには、ボクの誕生会が開かれました。ママの焼いたケーキには、カラーラムネでKと書いてあって、ロウソクが8本立っていました。実はママはパリの家からロウソクを持ってきていたのに、数えたら7本しか持っていないことに気づいて、慌てて買いに行きました。そうしたらマジックロウソクというのを買っちゃって、吹いて消しても5秒後にはまた点くというのだったので、大笑いしました。最高の誕生会だったけど、2つ残念だったのは、ケーキの底がちょっと焦げていたことと、テーブルのバラが枯れていたことです。(その貴心の言葉を聞いて、みんな「んまあ!そんなこと気になるの。変わった子ねえ」と。byママ)


夕方は、ピエール神父さんが受け継いだ家を見に行きましたが、あまりのボロ屋にびっくりしました。壁も屋根も床も壊れているし、庭も荒れて蛇が出そうです。手のひらくらいのナメクジがいたし、歩くと刺の葉っぱに刺されます。セバスチャンやピエールの家族に伝わる家で、大改造計画が始まったそうです。家を作るのは楽しそうだけど、ボクにはできそうにありません。
それから湖に泳ぎに行きましたが、水が冷たくて真っ青になって震えました。しかもバクテリアが多いそうです。
写真の左からみらいちゃん、イリス・ユミちゃん、アリアンヌ・なおちゃん、エヴラー・翔くんです。子供の公用語はフランス語です。