すなおさんの形見

ボクのクラスCM2緑は、プロヴィダンス校の代表クラスだそうで、学校の学力を調べるために、クラス全員フランス語のテストを受けました。簡単だったので全部出来た…かどうかはわからないけれど、とりあえず全部の答えは書きました。我が校が優秀か否かは、日本（フラ）人のボクにかかっているのだぞ、エッヘン！　

夕方峰子さんに呼ばれて、2年前に亡くなったすなおさんのアトリエに行きました。形見分けで、ボクに絵の具箱をくださるそうです。すなおさんはボクの事が大好きだったそうで「ずっとお友達でいたいな」って言ってたんだって。
それでボクはその箱と、他にも面白いペン先とか、パパは面白メガネとかDVD、ママは絵の書いてある靴（すなおさんと同じサイズ！）をいただいてきました。
ここのアトリエはLes mauvais garçons（悪い男の子）という名前の通りで、本当はボクなんか来ちゃおかしいと思うんだけど？！　どうしてこんな名前かって？それは昔々、娼婦を斡旋する男の人が立っていた通りだったからなんだってよ。このアトリエは売りに出されます。ボクは絶対買わないぞ！（買えないぞ、では？）
それから峰子さんの自宅へ行って、猫ちゃんと遊んでシャンペンを飲んでから、すなおさんの行きつけだった中華料理を食べに行きました。峰子さんはちょっと涙ぐんでてかわいそうでした。